作品名：水切り（ricochet）
￥30,000-（税抜）

　子供のころ、ピクニックで野山を散策して川や池が現れると、急に元気になった記憶がありませんか？
　男の子たちは、水面に平らな石を投げ、何回石が跳ねたかを競ったりしました。このネックレスを白いテーブル・クロスの上へ一直線に置くと、水切り（フランス語でリコシェ）で、石が飛んで波紋が広がるような躍動を感じます。ヴァイオリンやチェロで、リコシェ・スタカートという高度な技法があり、弦の上を弓が跳躍します。力に満ちたクラシックの演奏会にお召しください。

￥8,000-（税抜）

作品名：ハチドリ
※非売品となります。

　世界で最も小さくて、最も軽い鳥がハチドリです。体長６cm、体重２g。１円玉２枚分の重さしかありません。ヘリコプターのようにホバリングで空中に静止し、アゲハチョウのようにゼンマイ状の口を伸ばして花の蜜を吸います。軽快なコットン・パールをスワロフスキーのビーズで留めたこのネックレスは、ハチドリのように愛らしく、とても軽やかなのが特徴です。身体につけると、ハチドリのように、あるいは、シャンパンの泡のように、身も心も軽くなってウキウキすることでしょう。

作品名：雪待ち月
￥6,000-（税抜）

　日本が世界に誇るジャズ・ピアニスト、木住野佳子(きしのよしこ)が作曲した『雪待ち月』。もうすぐ雪が降りそうな夜、愛しい人に一目会うため、１時間の道を一歩々々踏みしめて歩く……。静謐だけれど青い焔となって燃える情念を感じる名曲です。木住野は、自身のピアノ・トリオで演奏しています。カーヴィング（彫刻）を施した白蝶貝は、少し、オリエンタルでエキゾチック。そして、静かに燃える想いを感じます。雪のように、汚れがなく何の邪念も持たず、愛しい人と会う時に、是非、お召ください。

作品名：曽根崎心中
￥16,000-（税抜）

　人形浄瑠璃の傑作といえば、近松門左衛門の『曽根崎心中』。今から300年前、遊女、お初と、醤油屋の手代、徳兵衛が心中した事件を題材にしました。舞台の底から湧き上がる太棹三味線に乗せて「此の世の名残り、夜も名残り。死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜……」という有名な出を聞くと、お初と徳兵衛の燃える想いに涙が出ます。角度によって、グレーの中に青が光るラブラドライト。「恋のお守り」として、お初と徳兵衛の清い純情を身に着けてください。

作品名：オープン・セサミ
￥16,000-（税抜）

　人類初のパスワードが、『アリババと四十人の盗賊』に出てくる「開けゴマ」。英語では、「Open Sesame」、中国語では、「芝(ジー)麻開門(マーカイメン)」と言います。有名なこのお話が収録されている『千夜一夜物語』は、物語の中に物語が出てきて、更に物語が……と合わせ鏡のように複雑な構成が特徴です。黄色とブラウンの蝶貝を「四葉のクローバー」の形に削り出し、交互に配したこのネックレスは、複雑で煌びやかなアラビアの夜のよう。身に着けると、きっと、「秘密の扉」が開くことでしょうね

作品名：銀木犀
￥16,000-（税抜）

　空気が凛と冷える季節、甘くて高貴な香りに誘われて目を凝らすと、金木犀が咲いていた……。秋冬の風物詩ですね。小さいながらもゴールドに輝く金木犀の花には伯爵夫人の品があります。一方、恥じらいをたたえて初々しく咲く銀木犀も大好きです。香りは、華やかな金木犀にはおよびませんが、母が作ってくれた砂糖菓子のように控えめな甘い香りがします。この白蝶貝のネックレスを掌に載せると、銀木犀の花が咲いているように清楚で可憐。初恋を思い出してお召ください。

作品名：エカテリーナ
￥30,000-（税抜）

　ロシアのエカテリーナ宮殿に、有名な「琥珀の間」があります。すべて琥珀で装飾した光り輝く部屋で、エカテリーナ２世は、誰もここへ入れず一人でゆったりした時間を過ごしたとか。乳白色の真珠とともに、琥珀色の宝石には、人の緊張を解き放つ力が宿っているように思います。琥珀色のシャンパン・クオーツでできたこのネックレスは、ゴージャスなのに、気持ちを癒してくれます。「琥珀の間」で、貴族のお酒、シャンパンを飲む。そんなゴージャスな夜、これを身に着けてください。